
今年もMaker Fair Tokyo行ってきたので気になった作品メモ #MakerFairTokyo2016
2016/08/13 ysdyt 1 Comment
うむ。今年も暑かった。
毎度おなじみのタチコマちゃん。攻殻機動隊REALIZE PROJECTによって着々と”ホンモノ”に近づきつつある。
今回の展示は完成した外装だけが展示されていたけど、今の人工知能(機械学習)の発展を見ていると来年のMaker Fair 2017には動いてお客さんとある程度インタラクションしているのではないかと妄想してワクワクする。
テオ・ヤンセンのストランドビーストの自作版。テオ・ヤンセンにも見てもらって公認らしい。いろんな人がいろんなパターンのストランドビーストを趣味で作っているけどここまでクリクリ動くやつは初めてみた。こいつがどうしようもなくめちゃかわいい。
ボディーのパーツは木材加工機で切り出したもので、ラズパイ1つで二つのモーターを制御して足を動かしている。
OpenCVによる画像認識もしていて、カメラの視覚範囲内で赤いモノが映ると後退するように組まれている。簡単だけど、環境とインタラクションしていて生き物っぽく見える
GoogleのCloud Vision APIを使って「笑顔の人に向かって歩かせる」ような処理が入ると子供にもっとウケそう(すでにウケてたけど)
トイレットペーパーのホルダーにレゴで作ったタコメーターを装備。動画では見えないが小さな画面にくるくるされた距離が表示されている
自動でcontrol + S して論文などの長文ファイルを定期的に保存してくれるマシンw
ネタなのに本気クオリティーなのが秀逸
クレープを自動で焼いて、焼けたクレープも自動で回収してくれるマシン。なんとDJのターンテーブルでつくられている(!)
確かに地味に人手かかるし難しいし火傷するかもだしで是非自動化したい部分ではあるが(もちろん販売されているものはこういった機械で作られているだろうけど)なぜこの人達がそれを作ろうとしたのかが気になるんだ…これもすごい高クオリティーだった
他の紹介記事:【人件費削減】人間いらず! 自動でクレープ焼いてくれるロボットが大好評 / 人間不要の時代へ
このmakerな方々が「人件費削減」というそれっぽい目的のために作っているとは到底思えないが(褒め言葉)、とにかくプロダクトも展示の魅せ方もクオリティー高くてこの方々の本業は一体何だと非常に気になった
これとは別に、近くのブースで「”ルンバ”を使ってDJターンテーブルを作った」人達がいてターンテーブルに対する注目度がすごい。
これはなんか個人的にすごく好き。ずっと見ていたい。子供の頃だったらきっと買ってもらうようねだってた
タクシー最大手の日本タクシーのIT部署「Japan Taxi」さんはタクシーを呼ぶ物理ボタンを作っていた。Amazon Dashボタン的なIoT製品っぽい。製品化するかもとかなんとか。
日本タクシーはアプリを出していて、タクシー呼びたいときはアプリから呼び出せるんだけど毎回頼んでると確かにちょっとめんどくさい。会社出る時に入り口でポチッとこのボタンを押して、ビルから出る頃に下に待機されていたりすると感動する。Japan Taxiはアプリもハードもイチから作っている会社でいろいろ面白い感じ。
去年も展示されてたバレットタイムの写真を撮るやつ。バレットタイムは、マトリックスの弾丸をのけぞって避ける時に360度ぐるっと回るアノ描写みたいな写真が撮れるマシン。配線剥きだしでとにかくかっこいい。去年は調子が悪かったみたいで運転されていなかったが今年はバリバリ動いて写真撮っている人達を見かけた。
Wi-Fiとか電子レンジとか、目に見えない”電波”を可視化したオブジェクト。
リアルタイムにウニウニ配線が動くのかと思ったけど固定されたものだった。
「なんでこんなもの作ったんですか…」と毎度おなじみの質問が口を付きそうになるがなんだか目の付けどころが面白い。是非リアルタイムで部屋の電波を表示し続けるインテリアとかにしてほしい。
そして最後に、自分的最強の展示はキュウリ農家さんにより「キュウリの仕分けマシン」
こちらは別の記事に書いたのでご興味あればぜひ見てください。
記事:噂の「TensorFlowでキュウリの仕分けを行うマシン」がMFT2016に展示されていたので実物を見てきた
ある程度バズるとは思っていたけどまさかここまで話題になるとは思わなくてビビった。
しかし、人のフンドシで話題になってもしょうがないので、自分の言葉・自分の作品で話題になるように頑張りたい。非常にインスピレーションを受けたイベントでした。来年こそ何か展示出す…!
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