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「モノではなく体験を売る」ということ。チームラボ展@日本科学未来館で子供の100倍楽しんできた

2015/02/22 ysdyt 0 Comments

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write 2015/2/22

ということで、各所で話題のチームラボ展@日本科学未来館に行って参りました。
展示内容は大きく分けて、大人向けなデジタルアートと、子供向けのデジタル遊園地という感じです。
「アートが微塵もわからないマン」である残念な自分は、デジタル遊園地を子供以上に楽しんでやりましたよ!いや、でもホントに楽しかった。間違いなく大人が見ても楽しめます。

ということで、個人的に感動した展示などを書きました。お、と思った方は是非行ってみてください。ここで書いていない展示もまだまだあるのでオススメです(科学館の入場料とは別に1800円かかるのがちょっとお高い気がしますが)。

まず入って前半部分はデジタルアート。
掛け軸のような古典的な和な絵をデジタルに表現した内容です。紙ではなくディスプレイに描写されているので動画のようにヌルヌル動きます。花の絵でも一年を通した季節の遷移などが表現されていくので足を止めて見入ってしまう。ディスプレイにかなり近づいて見てみても映像にザラザラした感じは全くなく、どうやって描写しているのか検討もつきませぬ。 

yuta yoshidaさん(@ysdyt)が投稿した動画

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他には、複数枚の巨大なスクリーンを前後に隣接させて設置し、立体感のある巨大モニターのように見せた展示も。自分がスクリーンの中に埋め込まれたかのような錯覚を覚える。

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チームラボは、大河ドラマ「花燃ゆ」のオープニングも作成しているので、この作品はそれの発展形のような感じでしょうか。

他にもいろいろなデジタルアートが並んでいるのですが、正直、美的センス皆無の自分にはあまり良くわかりませんでした(美術館を楽しめない残念なタイプです…)

そんなこんなで、超楽しかったのが後半のキッズ向け『未来の遊園地』という展示です。

こちらは、前半のクールでアーティスティックな雰囲気とは真逆の、ファンシーでキュートな子供が喜ぶようなインタラクションが散りばめられたデジタルアトラクションの展示です。

さてさて、、、これを見るためにやってきた!『お絵かき水族館』!

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見て予想がつくと思うんですが、子供が書いたお絵かきの魚がスクリーンの中で泳ぎます。他の子が書いた魚も何も全部一緒くたになって泳いでるのでスクリーンの前は大興奮のキッズでいっぱいです。もちろん自分も書いてきましたよ。

yuta yoshidaさん(@ysdyt)が投稿した写真

プログラマーの皆さん大好きなオクトキャット(クラゲ)。

自分で書いてびっくりするくらい可愛いく書けた。というかクレパスとか、死ぬほど久しぶりに触りましたよ。なんだかクレパスの書き味に感動してしまった。。。

書いたお絵かきは、スタッフさんに渡すと一瞬でスキャナーで取り込んでくれてスクリーンの水族館に反映されます。スキャンは一瞬なのでほとんど待たなくてok。

おれのかわいいオクトキャットたんが出来損ないのホイミーと泳いでる…(ホイミーは友達が書いたやつ)

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これですね、めちゃくちゃ嬉しいんですよ。。。感動モンです。。。
自分が紙に書いたものが動くってすごい体験ですよ。しかも他の子が書いた魚と一緒になって泳いだりするんですよ。大人でも「面白い」と感じるわけなんで、子供なんてもう、スクリーンの前で絶叫ですよ。

さらに良いのが、このスクリーンは何らかの方法で人の動きを検知していて、泳いでる魚にタッチするとびっくりして逃げる、みたいなリアクションをします。こういうインタラクションまで仕込んでいるところがさすがチームラボという感じで、キッズたちは魔法にかけられたかのように自分の魚を追いかけ回してタッチしてました。そしてそれを満面の笑顔でビデオに収める父母。なんかもう、チームラボはこの一つの作品だけで、どれだけの家族を笑顔にしたのだろうと目頭が熱くなる思いですよ。。。ちなみにこの隣には、「自分が書いた車」が同じようにスクリーンの中で「走る」というのもあってそちらも大盛況。

しかし、個人的にデジタル水族館の更に上をいく展示を見つけてしまいました。 

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低い円卓の上にたくさんの”小人”がプロジェクションされている作品。
これがサイコーに面白いのは、テーブルに手などをかざすと、小人はそれを「物理的な障害」と認識して避けたり、乗り越えたりしようとするんです。これもインタラクティブな作品。

試しにスマホを重ねて”高い壁”を作ると、それを頑張って乗り越えようとする小人たち。悶えるかわいさ。この小人たちの動きに多くの”大人たち”がメロメロになっていたのであった。

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かざした手を動かしてみても、小人はリアルタイムにそれを認識して付いてくる。つまりプロジェクション投影された小人を手で”捕まえた”りも出来る。二次元のものをフィジカルに動かしているような超不思議な感覚を味わえます。

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ただ、このくらいの展示になってくると、子供の中には「理解して」遊んでいる子と、なんのこっちゃテーブルをドつきまくっている子とかがいて、そういう雰囲気を見ていても面白い。『高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない』という言葉の通り、子供からするとチームラボが作ったこの空間はまさに魔法の国なのでしょう。

そんな感じで、なにかしらインタラクトする作品は子供にとって最高に楽しいようで、この展示フロアではつまらなそうにしてる子や、早く帰ろうとダタをこねる子は全然いなくて、もう本当に、子供も親も笑顔爆発という感じでした。

その点に地味に貢献しているすごいと思うところは、この展示フロアでは、かなりの見学者がいるにも関わらず、ほぼ全ての展示で”待ち時間”のようなものがほとんど無いことです(ちなみに自分が行ったのは土曜日でした)。

改めて考えてみると、この「未来の遊園地」という展示は、フツーの遊園地と違って、アトラクションの人数制限や台数制限といったものが無いと言っても過言ではない。これも物理的な制限が無いという『デジタル』の一つの良い特徴を上手く使っているように感じました。むしろ、無秩序に参加する子どもたち同士もまたお互いにインタラクトすることで一つの面白さを構成しているようにも見えたり(積み木を取り合って喧嘩してる子とかもいたけど)。
デジタルとフィジカルに哲学を持つ猪子社長やそのチームなら、そこまで計算してやっているのかもしれないですね。

そして子供以上に楽しんで会場を抜けた最後の出口には、子供が書いたお絵かき魚をTシャツプリントするサービスが待ち構えているのであった。こんなんめっちゃ嬉しいやん。。。

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最近ではビジネスの世界でも「モノではなく体験を売りましょう」ということが言われてますが、これほど秀逸にどの世代でも楽しめる「体験」をウリにした展示はなかなかないですよね(そして最後には「体験」を「モノ」にも落とすことも抜かりなくやる)。満員御礼、展示期間延長も納得です。

最後の最後まで、「うまいなー」と思わせるチームラボ展でした。大満足。

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