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Maker Faire Tokyo 2017に出展できることになりました!

2017/05/13 ysdyt 2 Comments

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DIYというか、電子工作祭りというか、何かしら趣味で作ったものを持ち寄ってお披露目する夏のお祭り、Maker Faire Tokyoが今年も8/5,6に開催される 。

なにそれ?って方は、昨年度のイベントの一分間紹介動画を見てもらいたい

会場となる東京ビックサイトは毎年来場者でいっぱいになるし、昨年度はArduinoの共同開発者 David Cuartielles氏がkeynoteをしたりする結構大きなイベントだったりする。“コミケの工作厨ver.” といった雰囲気。

ちなみに、昨年話題になったtensorflowでキュウリの仕分けが初めて一般お披露目されたのも去年のこのイベントだったっぽい。

この2年間は一般見学者として参加していたが、今年こそはなんでも良いから出展者として参加したいと思い、社内で適当にメンバー募ってブレストしたりお昼食べながら雑談する中で、最終的には以下のモノを作って出品申し込みしてみることにした。倍率高いし厳しいかと思っていたら無事に通ってしまった。

 

作るもの

『MSゴシック絶対許さんマン』というものを作ります。

フォントカルタ“という、テキストは全部同じだがフォントだけ異なるお遊びカルタ札を使って、”MSゴシックP” の札だけを拾って場外に捨てるロボットアームマシンを作る。完全にネタに走ったお遊びマシンである。ロボットアームは中華製のお安い dobot magician というやつを使います。

(上の動画では、さもMSゴシックを認識しているようですが、モデルはまだ完成していないのでデタラメに選んでいるだけ)

当初の名前は『MSゴシック絶対殺すマン』だったけど、「殺す」とか物騒で審査落とされそうだったのでちょっとやさしい名前にした。

ちなみに「フォントかるた」はこんな感じ。デザイナーの人がお遊びで作ったものがSNSでバズって製品化されたらしい。全部で48種類フォントが収録されている。試しに最も見分けがつきにくそうな10枚を並べてみた。(二枚目の画像が答え)。うん。1枚もわかんない。

要は、

  • フォントカルタをデータ化し、深層学習のモデルを作って学習させ、最終的には48クラス分類できるようにする
  • モデルを使って認識したフォントをロボットアームに取ってもらう
  • (可能であれば、会場では人間vsロボットの”フォントかるたバトル” をやりたい)

という内容。

 

(与太話)構想の背景

このフォントカルタマシンに至るまでのお話。

「なんでも良いから展示だす!」といいつつ、去年のキュウリマシンに負けたくないし他の出展者より目立ちたい。ということで以下の最低限のコンセプトだけ決めてその上で何を作るかブレストした。

  • 参加者が何かしら一緒に“体験”ができるもの ← 見るだけの展示ではなく体験できるものは毎年大抵ウケている印象なので。
  • 何かしら、“日本っぽい”モノ ← 上と同じ理由
  • 絶対に”深層学習“は使う ← 我々ができて他の展示との差別化ができるネタはこれしかない。人工知能だ!とか言われてチヤホヤされたい。
  • 絶対に”tensorflow“は使う ← 潮流に媚びるスタイル。今年もgoogleの人こないかなぁ。
  • 動作原理が大人でも一見してわからないもの。魔法っぽいもの。
  • クッソしょうもないことに対してオーバーキルな技術を使う

上記の条件で最初に候補に上がったネタは「全自動タコヤキ焼きマシン

深層学習と強化学習とロボットアームを使って、鉄板でタコヤキを焼いてくるくる回して至高の焼き具体のタコヤキを作るという相当くだらない人口減少社会に向けた意義ある完全自動タコヤキロボットを構想してかなり盛り上がった。あまりに盛り上がり先走って鉄板だけAmazonで買ってしまったくらいである。

「タコヤキ」である理由は他にもあって、去年の展示でかなり目立っていたロボットクレープマシンに真っ向対抗して展示したかったという理由もある。クレープマシンは今年のmaker faireにも出店することが既に決まっていたので、クレープの甘い香りの隣でタコヤキ焼いたろかい!!!と意気込んでいたが、なんと会社が入っているビル管理人のNGにより会社でタコヤキを焼けないことが判明した(当たり前)。さすがに会社で集まっての活動時間が取れないと現実的に完成は難しいだろうということで泣く泣くボツに…

で、

じゃあ代わりに何焼くよ?と懲りずに話していたところ、チームメンバー1が「日本っぽいというならカルタはどうよ?焼かないし」と言いはじめ、メンバー2が「フォントのカルタがあるらしい」というネタ投入し、メンバー3が「MSゴシックは滅びれば良い」という呪詛をつぶやき始め上記のマシンが出来上がりました。雑談から生まれるアイデア、プライスレス。個人的には、次点に控えていた『節子、それドロップやない、おはじきや” マシン(ドロップとおはじきを深層学習で認識し、必ずおはじきを選ぶ不憫なマシン)』ネタも大変捨てがたかったが、48種類のフォントを識別するほうが技術的にチャレンジングな感じだったのでそちらを採用した。(いや、でも時間あったらやっぱり作りたい)

出展応募用紙に「出展作品の名前」を書く必要があったので、インパクトを持たせるために『MSゴシック絶対許さんマン』というMSゴシックを目の敵にした名前にしてみたが、基本的には48フォント認識できるようにするつもり(MSゴシックに別にそこまでの恨みはない)

 

・後日談

上記のロボットアームが動いている動画を呟いたら、印刷博物館の中の人に補足された。インターネッツ狭い。

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