
nullmailerでgmailアドレスにメールを送る(Raspberry Pi設定)
2014/09/20 ysdyt 1 Comment
『誰でもできる!Raspberry Piで楽しもう』を参考に監視カメラを作っていた時のつまづきをメモ
<環境>(2014/9月当時)
・(ハード)Raspberry Pi typeB
・(OS)RASPBIAN (Version:September 2014, Release date:2014-09-09)
本のそのままの流れは
- Raspberry PiにUSBカメラを接続する
- Motion(動画検出ソフト)をインストールし、カメラの視野内で動くものを自動検出できるようにする
- nullmailer(軽量メールサーバー)をインストールし、Motionが起動した時に警報メールを送ってくれるようにする
というもの。
その中でもnullmailerの導入に関して、本の説明ではプロバイダーのメールサーバーをホスト名に用いるように書かれている。
しかし、プロバイダーのメールアドレスなんて使ってるヒトいるのか?
ということでnullmailerでのメール送信先をgmailアドレスに設定したいのでネットで調べてみた。
いろいろページを見てみると sudo nano /etc/nullmailer/remotes で以下を書き込めば良いらしい。
smtp.gmail.com --port=587 --auth-login --user=youracount@gmail.com --pass=yourpassword --starttls
※
youracount@gmail.comはメールを送りたいgmailアドレス
yourpasswordはgmailのパスワードを入力 (gmailの二段階認証プロセスを利用している場合は注意!後述)
上記のコードでもうまくいくらしいが自分の場合は以下でうまくいった
smtp.gmail.com smtp --port=465 --auth-login --user=youracount@gmail.com --pass=yourpassword --ssl
ただし、小さな落とし穴としてgmailの二段階認証プロセスを利用している人はこれでもまだコケる。
エラーの原因を探すため /var/log/mail.log を見てみると、
smtp: Failed: 534-5.7.9 Application-specific password required. Learn more at#012534 5.7.9 http://support.google.com/accounts/bin/answer.py?answer=185833
なる文字列がある。
上記のエラー文のgoogleリンク先を見てすっかり忘れていたことに気づいたのだが、gmailの二段階認証プロセスを利用している場合、gmailのパスワードはいつも利用しているパスワードとは異なりアプリごとに専用のパスワードを生成しないといけない(専用パスワードに関してはこのページの「アプリパスワードの生成方法」を参照)
生成したパスワードを先の –pass= 部分に入力し、完了後に
sudo /etc/init.d/nullmailer restart
で nullmailerを再起動する。これでok
設定が正しくできたかどうか試しにメールを送ってみて確認する。 コマンドラインで以下を入力
mail -s "mail title" youracount@gmail.com (エンターキー)
Cc: othermailaddress (エンターキー)
<メール本文を入力> (エンターキーで改行) (入力完了なら control+dで送信)
※
mail title… メールの題名をダブルクオーテーションで囲む。 youracount@gmail.comには上記で設定したメール送信先のアドレスを記入Cc: … カーボンコピーで別に送信先を指定するならメールアドレスを記入
初回設定時にはメールが届くまでに数分程度時間がかかるかもしれない。
そんなわけで、監視カメラ完成しました
Raspberry Pi 4500円
16G USBカード 1000円
Wi-Fiドングル 800円
USBカメラは5年以上前の化石
計6000円ちょっとで十分機能する監視カメラができました
参考
https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-users/2014-June/276109.html http://gopherproxy.meulie.net/sdf.org/0/users/jstg/config/nullmail_gmail.txt
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